義歯の種類・手入れ

義歯の手入れ3

歯ぐきを安静にするため、ブラシを使って義歯を清掃した後は水の中に浸しておきましょう。
その際に義歯洗浄剤を使うと効果的です。

義歯洗浄剤とは、薬剤あるいは消毒薬を用いて義歯を洗浄し、微生物の除去あるいは殺菌効果を期待するものです。

お店では色々な義歯洗浄剤を扱っていて、ご自分の義歯に何を使ったらいいのか、使ってもいいのか、悩みますね。
こんな質問が多い様に思います。

「私の義歯には洗浄剤が必要なのかしら?」

まだ新しい義歯には、洗浄剤は必要ありません。
しばらくお使いになると、義歯の表面に細かいキズができ始め、そこに菌が付着して、細かい傷の中はブラシの掃除がしにくいため、義歯洗浄剤を使い始めるといいでしょう。

「義歯洗浄剤は何を買ったらいいの?」

お使いの義歯に金属の鉤(歯に日かかる部分があるか、ないかで扱う洗浄剤の種類が違う場合があります。
間違うと、金属が黒く変色したり、効果を薄める場合があります。
パッケージに部分義歯用か総義歯用かを確認するか、お店の人に聞いてください。

「義歯洗浄剤を使っているけど、あまりきれいにならないみたい。」

使用方法をもう一度確認ください。
水の分量、薬剤の分量、使用説明書通り行っていますか?多くても少なすぎても効果は薄れます。
気をつけましょう。
また、残念ながら、義歯洗浄剤では落とせない汚れがあります。
茶渋や喫煙によるヤニは洗浄剤では落とせません。

「入れ歯安定剤を使っています。」
「歯医者さんで裏張りの調整をしてもらっています。」

義歯洗浄剤を使うと、せっかくの裏張り調整剤が変質する場合があります。
市販の入れ歯安定剤をお使いの場合は、義歯洗浄剤は使えません。
歯科医院で調整されている方は、先生に洗浄剤を使っていいか、確認してください。